9月の誕生石はサファイヤとクンツァイト!
【サファイヤの由来】
サファイアの名前の由来は、「青」を意味するラテン語の「サッピルス(sapphirus)」またはギリシャ語の「サピロス(sappheiros)」です。この言葉は、古代から青い石全般を指す言葉として使われ、サファイアの美しい青色に由来して名付けられました。
言葉の変遷と意味
古代の「青い石」:
古代では、サファイアが青い石全般を指す言葉として使われ、ラピスラズリなどの青い石もサファイアと呼ばれていました.
「空の宝石」:
その神秘的なブルーは「天空の宝石」とも称され、古代ペルシャでは空の色がサファイアの色だと信じられていました。
和名:
日本では「青玉(せいぎょく)」や「蒼玉(そうぎょく)」と呼ばれ、その名の通り青い宝石であることが強調されています。
サファイアにまつわる神話・伝説
神聖な石:
サファイアは神聖な光をもたらす石とされ、神の存在や神聖なものを象徴するものとして、王族や聖職者から重宝されてきました。
守護の力:
持ち主を嫉妬や不幸から守る力があると信じられ、誤解や悪意を遠ざけるお守りとしても使われていました。
サファイアは伝統的に、気品さ、真実、誠実さ、そして忠誠心を象徴します。 それは、何世紀にもわたって王族や聖職者のローブを飾ってきました。 その特別な色は、トパーズからタンザナイトに至るまで、他のブルーの宝石が評価される基準となっています。
何世紀にもわたって、サファイアは気品とロマンスと結びついて来ました。 その関係性は、1981年に英国のチャールズ皇太子がダイアナ·スペンサーにブルーサファイアの婚約指輪を与えたときに一層強化されました。 1997年に彼女が亡くなるまで、ダイアナ妃は、世界を魅了して虜にしていました。 彼女のサファイアリングは、現代と歴史やおとぎ話の世界とつながりをもたせるのに一役買いました。
古代ギリシャやローマでは、王と王妃は、ブルーサファイアが羨望と危害からその所有者を保護すると確信。 中世では、聖職者は天国の象徴としてブルーサファイアを身に着け、庶民はその宝石が天の恵みを引き寄せていると思っていました。
他の時代や場所で人々は、貞操を守ったり、敵と和解したり、精霊に影響を与えたり、神託の秘密を明らかにしたりする力をサファイアに吹き込んでいました。